こんにちは。
前回、中標津空港に到着し、ユキホオジロを探して野付半島までやってきた第二回。
野付のネイチャーセンターでは、「ユキホオジロの群れはもうバラけている様子で、一部移動もしているかもしれない。」と聞き、残念な気持ちになりながらも、入場許可証を奪取して、これから野付半島の先端へ向かいます。
ご存知でない方に説明しておくと、野付半島の一番先まで行くには、ここのネイチャーセンターで、「入場許可証」をもらう必要があります。
野付半島は、デリケートな漁場でもあり、先端まで行けるのは、漁師さんなどだけらしい。
環境保護のためにも、一般ピープルの入場は制限されているんです。
1回の入場者の制限は、車10台。
一応、今シーズンは許可証が全部出た日は無いと、前日電話で確認したので、10時過ぎの到着でも大丈夫だろうと、中標津の空港から1日目に直行しました。
前回の記事は、こちらです。
ネイチャーセンターから、半島入り口まで。なんと、道端にユキホオジロ
ネイチャーセンターを出て、半島先端の入り口に向かいます。
ネイチャーセンターから先、およそ3kmくらい、舗装されている道が続きます。
道の両端が海なのですが、冬場は氷と雪に覆われ、両端は、雪原と呼べるほどではない、白い平原が続きます。
両端の草むらには鹿が大量に群れをなしているし、なんか、小鳥もいそうだし、この辺りにもユキホオジロは出没していると聞いたので、後ろに車がいないのを確認しつつ、ゆっくりと走行。
すると、道端から飛び立つ白い数羽の群れの鳥。
これは!!
ユキホオジロ!!!


急いで道路脇に車を停め、カメラを持って飛び降りる。
飛び立ったユキホオジロは、またすぐ近くに着地した様子。

う〜ん、全く絵にならないw
絵にならないけど、そこがまたいい。
正直、雪の浜辺で、海をバックにハマニンニクの上に乗っかっているユキホちゃんが絵的にもベストなのだけど、こういう、ちょっと珍しいような、生き物感溢れる様子もいい。
近くにいたウォッチャーさん達と、「絵にならないっw w w、でも、可愛い〜。」とはしゃぎながらの撮影会。
お隣にいた女性の方は、本州からユキホオジロを求め、初めての野付で、昨日は半島先端まで行ったのに会えなかったとか・・・。
半ば諦めていたけれど、滞在中に見ることができてよかったと、喜んでいた。
そうこうしているうちに、ユキホちゃんの群れは道路脇の茂みに移動。
チチチ・・・・と、鳴き声は聞こえてくるのに、茂みの中で姿は全く見えなくなる。

茂みの中に入って行こうと思えば行けるけれど、この地域は、「入っていい」と指定されている場所以外への立ち入りは御法度(どこでもそうなんだけど)。道路脇の茂みに入っていいのか分からないので、道端から、指を咥えて様子を伺うだけ。
そして・・・、ユキホオジロの群れは飛び立ち、次の餌場へ向かっていった・・・。
帰って写真をチェックしたら、青い海に、雪のかかった山脈(地図で確認したところ、多分国後島)。
そこにユキホオジロの白い群れと、山の風景とコントラストが美しい1枚となっていて、自画自賛。

早くもミッションクリアしてしまった感だが、本命は、半島先端だ。
半島先端へ・・・。襟裳岬より風が強い〜!!

そんなこんなで、一般車両が通れる最終地点に到着。
この近くには観光客用の駐車場もあり、景色を楽しんだり、浜辺を散策したりできるようになっている。
さて、この先へ進むには、許可証が必要。
ダッシュボードの見えるところへ許可証を掲げ、かかっているチェーンを外す。(車入れたら、チェーンをかけ直してね)。
この先は、漁業関係者の専用道路。
通行許可証を持っていても、「お邪魔させてもらう」ことに変わりなく、感謝しつつこの先7kmの行き止まりまで車を走らせる。
なぁ〜んにも無い道をひたすら走るのかと思いきや、道路脇には小さい水産加工工場があったり、民家的な建物がポツポツとあったりで、生活を感じさせる。
除雪はサラッとしてある様子だけど、途中、ふきだまりなどもあり、ヒヤリとする場面もありましたが、先人の走った後を忠実にトレースすることで、比較的安定した走行で、行き止まり到着。

はい、こちらが、野付半島車で来られる最終地点となります。
周囲の空いたスペースで、邪魔にならない場所を選んで車を止めます。
ここから、ハマニンニクが群生する先端まで、徒歩で30分。
日頃からそれくらいは鳥見で普通に歩いてるけど、今日はものすごく風が強いし、冷たい。
多分今日は、襟裳岬よりも風が強い。
しかも平日ということもあり、辺りに人もいなくて、孤独だ・・・。



広がる雪原、果てしない荒野・・・。
雪はそんなに深くはないけど、足がとられて歩きにくい。
徒歩30分と聞いているけど、どこまで歩けばいいのか分からない上、風が超絶強く、すごく寒い。
他に人の気配もないし、鳥の気配もほとんどない。
『こんな所で遭難したら◯ぬ・・、たぶん』。
上の投稿ではいい感じの動画にしたのですが、実際は、とにかくすごい風。
風の音などを聞きたい方は、こちら↓の投稿動画をご覧ください。
とにかく、無心で歩いて、ついに、半島先端らしき場所に到着しました。
すると、何やらピーピーと、甲高い鳥の鳴き声がする。
周囲にはユキホオジロの群れの気配もなく、オケラを覚悟していた私は、なんの鳥か分からないけど、この鳥だけは飛ばすまいと、息を潜めて、周囲を警戒。
なんと、目の前にポツンと1羽。
ユキホちゃんが鳴いているではないですか!!


仲間を呼んでいるのか、今まで聞いたことのない囀りで、ピーピー鳴いてるユキホちゃん。
周囲を見回したけれど、仲間の姿はない。
一体どうしたのか??
はぐれユキホちゃん。
はぐれユキホちゃんは、しばらく近くの流木などに移動しながら鳴いていたけど、飽きたのか、飛び去っていった・・・。

よく見てみれば、野付半島先端部のハマニンニクは、確かに少ない。
地元海岸には、雑草の如くたくさん生えているのに、ここには少しだけ。
ハマニンニクがないわけではないけれど、私の知っている生え方とは、明らかに違う感じがする。

暫く辺りを散策したけれど、ユキホオジロの群れなどは見当たらず。
ベニヒワなどの姿も見られず。
この後、30分歩き、更に羅臼まで移動することを考えると、そろそろタイムリミット。
大きな群れなどに会えなかったのは残念だけど、もしかしたら、ユキホオジロを見ることはできなかったかもしれない事を考えると、上等上等。
途中、比較的近くにオジロワシが休んでいたが、あまり良い写真が撮れなかったので、削除。
オジロとオオワシは、明日が本番だ。
野付半島と羅臼の初日は、こんな感じで終了。
所で、私の中標津入りの3日後に鳥友さんが野付へ入ったんだけど、半島先端でユキホオジロの小さい群れを見られて、写真も撮られたとの事。
しかも、オオワシも近くで撮影できたとか・・・、羨ましいな〜!
今日は風が強すぎる日だったので、半島先端にユキホオジロがいなかったのかもしれませんね。
さて、旅はこれから、羅臼へ移動。
鳥見がメインのため、食事はつけずに予約。
今日の夕飯は羅臼の道の駅で調達予定だから、早く向かわないと。
私はちょっぴり早足で、野付半島を後にした。
3へ続く。

次回は、宿泊したホテルのレビューです。よければまた読んでくださいね。
それではまた。
